肩甲骨は両肩の後側にある三角形の板状の骨です。肩関節の動きを支える重要な役割を担っているため、周囲にはたくさんの筋肉が張り巡らされています。
肩甲骨は肩関節の一部なので、一般的な肩こりと同様に、長時間のデスクワークを行ったり、寝ている時の姿勢が悪い場合などにはこりが生じ、ひどい場合には痛みが起こることもあります。
こうしたケースではストレッチやマッサージなどを行うことで症状を改善することができますが、長期間にわたって肩甲骨の痛みが続いたり、吐き気をもよおすようなケースでは注意が必要です!!
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肩の痛みで吐き気がする原因は?
吐き気の原因として考えられる代表的なものとしては、【内臓疾患】が挙げられます。
肩甲骨は背中にあり、ここには様々な病気を原因とした症状があらわれるため、痛みの位置から単純に病気を特定することはできません。
ですが、胃潰瘍や逆流性食道炎、胃がんといった消化器系の疾患や、狭心症や心筋梗塞といった循環器系の疾患などが肩甲骨の痛みを伴うことが知られています。
肩甲骨の痛みの対処法について
肩甲骨の痛みへの対処法は、一般的な肩こりと同様に お風呂で患部をじっくりと温めて血行を改善したり、適度なストレッチを継続的に行うといった方法が有効です。
しかし、こうした方法を行ってもあまり効果が感じられない場合には、それほどひどい症状でない場合でも早い段階で医師の診断を受けることが重要です。
特に内臓疾患は病気が進行するまで自覚症状があらわれにくいものも多く、病気の種類によっては手遅れになる場合もあります。
そのため、肩甲骨の痛みによって吐き気を感じる場合には、自分で判断せずに必ず医師の診察を受けるようにしましょう。