咳をすると肩が痛い原因は?病気や対処法について

咳が止まらない

「咳をすると肩が痛い」という方…筋肉痛でもない時はどういう症状が想定されるのでしょうか。思いもよらない病気が隠れている場合もあるので、放っておかず、状況に応じて治療を受けるようにしましょう。

ここでは、咳をすると肩が痛い原因や対処法についてご紹介します。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

咳をすると肩が痛い原因は?

発熱 病気

風邪やインフルエンザになってしまうと、肩に痛みが発生することがあります。

発熱によって【肩の関節に炎症が起こるパターン】と、咳やくしゃみをするときの【筋肉の負担によって症状が発生するパターン】があります。発熱が発生すると、炎症が拡大して関節に痛みが出ることがあります。

風邪をひくと関節に痛みが出るのは、その熱からの炎症の拡大によるもので、全身の関節に痛みが出やすくなります。特に肩の関節は熱を感じやすい脇の血管に近い関節部分ですから、症状が出やすくなります。

椎間関節症の症状

また、咳やくしゃみをすることで、背中の筋肉が張ってしまい、そこから肩の痛みにつながる場合もあります。咳の場合は呼吸をするための背中&胸の筋肉にダメージが入ります。

人によっては、肋骨を骨折することがあるくらい、咳やくしゃみというのはカラダにダメージを与えます。風邪の症状をしっかりと改善することが重要です。

ほかにも、【椎間関節症】である場合も疑われます。椎間関節症は肥満や運動不足、猫背などの姿勢の悪さによって引き起こされるといわれています。

肩の痛みは肺がんのサイン!?

肺がんの原因

特に思い当たる原因もなく右肩・左肩の片側だけの肩の痛みがあり、なんだか不自然だなと気になっている方へ。タバコを吸う方なら要注意、【肺がん】の可能性があります。

風邪の症状とよく似た肺がん。やっかいなことに、肺がんには特有の症状というものがないのです。また、肺とは極めて鈍感な臓器であり、初期段階では無症状の場合が多く、また症状があったとしても風邪の症状とよく似ているため「しばらくすれば治る」と放置されてしまうことが多いのです。

症状が出にくい肺がんですが、肺の上部にがんができると、がんが神経や骨を圧迫し、がんができた肺の方の肩だけが痛くなることがあるのです。

肩が痛くなるまでにがんが進行すると、声帯がかすれたり、顔の片側だけ汗をかかなかったり、まぶたの動きが悪くなったりすることもあります。

喫煙者であり、片方の肩だけが痛い時には、すぐに医師の診断を受けましょう。

スポンサーリンク

肩が痛い時に考えられる病気は?

肩が痛い時に考えられるのは、

・肩関節骨折
・肩関節脱臼
・肩打撲
・肩関節周囲炎(=五十肩)
・腱板損傷

といった怪我によるものがありますが、疾患とは異なるので、早めの病院での治療が必要です。胸郭出口症候群のような肩の痛みは職業によるものが多く、安静にすること、病院でも治療が必要です。

これらと違い、先に紹介したような肺がんによる肩の痛み以外に、内臓からの痛み、心筋梗塞の前兆としての痛み、肝臓の不調、胆のうや胃の異常などからも肩の痛みが生じることもあります

長いこと治らず痛みが続く場合が我慢せず早めに治療をしましょう。

肩の痛みの治し方や対処法について

先にお話ししたとおり、疾患による痛みには治療が必要ですが、疲労や外傷ではない場合の対処方法をご紹介します。

<ツボを押す>

肩の痛み ツボ

肩が痛い時の対処法として、ツボを押すことは広く知られているかと思います。

臂臑(ひじゅ)
肩関節から肘関節まで1/3下がったところにある臂臑は、五十肩、上腕二頭筋腱などの痛みや、肩こりに効くツボだと言われています。中指で5秒間押すことを繰り返し行いましょう。
肩井(けんせい)
乳頭からまっすぐ上へあがり、肩の1番高いところにある肩井は、肩こりはもちろん、首こり、頭痛や目の疲れなどにも効果があるそうです。あまり力は入れずに、中指で5秒間押しましょう。
曲池(きょくち)
肘をぐっと曲げるとできる、シワの端っこあたりにある曲池は、肩こりや首こりだけでなく、デトックス効果も期待できると言われています。中指で5秒間ぐーっと押すことを、繰り返し行いましょう。

スポンサーリンク

<ストレッチをする>

・ストレッチ①「肩甲骨剥がし」
・ストレッチ②「首筋のこりをほぐす」
・ストレッチ③「大胸筋」

ほかには、安静にする、薬をのむ、運動する、首を温める、寝方を変える、などがあげられます。

肩の痛みはひどくなると、腕があがらなくなるなど 日常生活に支障が出る可能性や、「肩こり頭痛(筋緊張頭痛)」などが起こることもあり、更には心臓疾患など、重大な病気が隠れている可能性があると言われています。

ですから、たかが肩こりとあなどらず、痛みが気になる場合や、長く続く場合は整形外科を受診するようにしましょう。

また歩き方や、スマホを操作している時など、普段の姿勢が原因となっていることも多いので、猫背になっていないか、片方の肩だけに負担をかけるようなことをしていないか、見直すことも大切かと思います。

仕事でパソコンを長時間使用する方は、どうしても肩こりや肩の痛みが起こりやすいですが、休憩時間にゆっくり運動をするなど、ちょっとした工夫で症状が軽減されると言われています。

また肩こりの解消には、忙しくても週2回、最低20~30分の運動をすることが勧められていて、内容としては水泳や、ウォーキングなど、首や肩に負担をかけず身体の両側を均等に使う運動が効果的だと言われています。

そういった運動や、ご紹介した対処法などを肩の痛みの解消や予防のために、試して頂けたらと思います。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする