肩甲骨の下の左右が痛くて息苦しい場合は?実は怖い病気のサインかも

肩甲骨の痛み

今や現代病とも言える「肩こり」。いつものことだからと放っている方もいるかもしれませんね。

マッサージでほぐしたその時は気持ち良いけどすぐ元に戻ってしまうという方もいるでしょう。その痛み、本当に肩こりでしょうか?

今回は肩甲骨付近の痛みについてご紹介します。肩こりと思っていたら違う病気だった…とならない為にも痛みが気になる人は要チェックですよ!

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肩甲骨の下が痛む原因は?

肩甲骨が痛む原因

肩甲骨の下や背中の右側が痛む原因として考えられるのは、「胆石症」「肋間神経痛」「胸郭出口症候群」の3つです。また極稀に「膵炎」が原因ということもあります。ではそれぞれの症状を見ていきましょう。

◆胆石症◆
胆石症とは胆のうや胆管に結石が出来、痛みや病気を引き起こします。

原因は肝臓で作られる胆汁が何らかの原因で固まり胆石が出来ます。主な症状は腹痛や発熱ですが、酷くなると黄疸が出るなどの症状が出ます。

脂肪分の多い食事後に腹部だけでなく背中にも痛みが起き、右肩の肩甲骨付近に周期的な痛みが出るようです。気になる場合は消化器内科や外科へ。

◆肋間神経痛◆
主に肋骨に沿って痛みが出ます。原因はさまざまありますが、最も多いのは神経が骨や筋肉に挟まれて刺激されることによって生じる絞扼神経痛とされています。

症状が胸の痛みで、どちらか片側に起きます。発作的に起きますが感覚は短いため長時間の痛みではありません。

ですが激しい痛みのため、肩甲骨付近まで痛みが広がることがあるようです。咳や大声を出した時に痛みが酷くなる場合は肋間神経痛の可能性が高いでしょう。気になる場合は整形外科へ。

◆胸郭出口症◆
前途2つに比べると聞き慣れない病気ですが、これは鎖骨周辺の神経が圧迫されて痛みやしびれが起きる病気です。

主に首が長くなで肩の女性に多いとされています。まず手のしびれや冷感が起き、だんだんと肩や肩甲骨付近にうずくような痛みが起き、時には肩甲骨の下までこれらは広がります。

酷くなると手の色が蒼白・青紫のような感じになり、日常生活に支障をきたすほど動作に制限が起きるようです。気になる場合は整形外科へ。

もちろんただのコリという場合もありますので一概に全てがこの3つに当てはまるというわけではありません。ですがいつもと違う痛みなどを感じる場合は病院で一度診てもらうようにしましょう。

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右と左で原因は変わるの?

肩甲骨付近や背中の痛みは左右で原因が異なります

【肩甲骨の左側が痛い場合】
姿勢の悪さも痛みの原因になりますが、それ以外となるとストレスが大きく関わってきます。

ストレスは健康に悪影響を及ぼしますが、肩甲骨の左が痛い時もストレスが原因なんです。しかも右には出ないというから不思議ですよね。

体に歪みなどが無いのに痛みがある場合はストレスが溜まっているのかもしれません。上手くリフレッシュすることが大切ですよ。

【肩甲骨の右側が痛い場合】
肩甲骨の右側が痛む場合は体からのSOSです。体に疲れが溜まると右側が痛みます。

十分に休息を取ることで解消されることがありますので、しっかり栄養や睡眠を取って体を休めるようにしましょう。

ただし痛みが続く場合は内臓疾患や神経痛の可能性がありますので病院を受診するようにしてください。

肩甲骨が痛い時は何科を受診すべき?

肩甲骨 何科

肩甲骨付近に痛みがある場合、何科を受診するべきが悩みますよね。内科?外科?整形外科?

もしよく分からないようであれば「整形外科」を受診しましょう。肋間神経痛や胸郭出口症などであれば整形外科で診断が可能です。

腹痛を伴うようであれば内科を受診してください。ごく稀に別の病気の場合があります。その場合は何らかの症状が他にも出ていることがありますので注意深く観察してみてください。

例えば手の平や足の裏の皮がめくれるといった症状がある場合【掌蹠膿疱症】という病気の可能性もあります。他には吐き気・嘔吐や腹痛を伴うようであれば【膵炎】の可能性があります。

このように肩甲骨付近が痛いといってもさまざまな病気が隠れていることもありますので安易に判断しないようにしてくださいね。

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ピリピリ・ズキズキ痛むときは肋間神経痛?

肋間神経痛の原因で多いのは胸椎椎間関節症です。胸椎椎間関節症というのは背骨同士をつなぐ関節が傷んでいる状態のこと。神経が多いので痛みに敏感になります。

関節がすれたり、咳やくしゃみなどでも痛みが出ることがあり、腹部や背中、胸などにまで痛みが出てきます。痛みの特徴は短いものから持続性のあるものまでさまざまです。

残念ながら肋間神経痛はX線検査や血液検査では分かりません。原因としては運動不足や肥満、姿勢の悪さなどが挙げられます。

整形外科で受診することをおすすめしますが、湿布などはあまり効かないようです。痛み止めを飲んで安静にしておきましょう。

⇒肋間神経痛を緩和する!簡単ツボマッサージ【動画】

肩甲骨付近が痛いからといって一概に肩コリとは言えないことがよく分かりましたね。

マッサージや整体もいいですが、あまりに痛みが長引く場合は酷くなった場合、他にも気になる症状が出るようであれば該当する科できちんと診てもらうようにしましょう。

早期発見が治療の鍵!自己判断は禁物ですよ。

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