いつも同じような姿勢でいると、筋肉が凝り固まってしまい血行が悪くなってしまいます。血行が悪い状態が続けば凝りによって痛みを感じてきます。
たかが肩こりと侮ってはいけません。放置しているうちに、頭痛や目の痛みなど他の部分へも悪影響が出てくることもあるので、痛みがつらい時は無理せずに病院へ行きましょう。
ここでは首から肩甲骨にかけての痛みの原因や病院についてご紹介していきます。
記事の目次はコチラ♪
首から肩甲骨にかけての痛みには注意
肩甲骨が痛む原因はさまざまですが、姿勢が関係していることが多く、骨盤が歪んで肩甲骨の痛みや肩こりを引き起こすことがあります。
「最近運動不足なんだよね。」という人も、首から肩甲骨にかけて痛みを感じる人は多いですよね。
ただ、中には凝りや血行不良によって起こっている痛みとは異なる原因がある可能性もあるんです。それが、病気です。
また、「神経痛」や「椎間板ヘルニア」「頚椎脊椎管狭窄症」「頚椎部すべり症」なども原因として考えられ、難治性である「掌蹠膿疱症」の場合も肩甲骨に痛みを感じることがあります。
寝違えとの見分け方や症状について
また「なんだか首周りが痛い・・・。これって寝違え?」と思うような経験はありませんか?
寝違えというのは首周辺で突然起こる痛みのことで、寝起きによくなることから「寝違え」と言われていますが、実は日中でもなるんですよ。
そんな寝違えですが首周りに突如起こる緊急事態です。首周辺の筋肉が姿勢やひねったことなどで痙攣してしまうことですが、安静にしていたり、ストレッチをするといつの間にか痛みが治まった!なんてこともありますよね。
一方、肩甲骨の痛みは、肩甲骨周辺についている筋肉に不具合が発生している状態です。突然発症するわけではなく、疲れがたまったりした時に痛みます。
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肩甲骨を使った寝違えの治し方は?
寝違えを治すには整骨院等に行かれる方もいると思いますが、出来れば病院に行かず治したいですよね。そんな時は肩甲骨を使って簡単に出来るストレッチをしてみましょう♪
両肩をグーっと天井にむかってすくめ、その後ゆっくりと肩の力を抜いて下に降ろします。この時、肩以外(ひじや腕など)に力を入れないことがポイントです!
椅子にすわり、背筋を伸ばします。背筋を伸ばすイメージでそのまま腕を後ろに引き上げます。これ以上無理~というところまでしっかり引き上げたら、10秒間キープ!
これを両腕行います。ただし痛みの出ない範囲で行い、無理は絶対しないこと!
簡単なストレッチですが、肩甲骨に意識しながら行うことでだんだんと筋肉がほぐれてきます。
ただし痛みがひどい場合や、無理をしすぎると余計に悪化してしまうことがあるので自分の体と相談しながら行ってくださいね。
肩甲骨周辺の痛みから吐き気やどうにもならない時は無理せず病院へ行きましょう。
怖い肩凝りの原因や、その病気とは
肩甲骨の痛みには、激しいものから弱いものまでさまざまです。一見病気と首から肩甲骨の痛みは関係がなさそうですが、身体の不調が他の部分に出てくることはあります。
肩・腕・ひじ・手などに痺れや痛みを感じる場合があり、また、首を回しづらい、腕が挙げづらいなどの症状があることも…。
この首から肩甲骨の辺りの痛みは、主に消化器官の病気に関係することが多くなります。肝臓、胆のう、胆道、十二指腸、すい臓、腎臓などの病気ととても関わり合いが多いんです。また「心疾患」によって引き起こされることもあります。
「掌蹠膿疱症」の場合は、手のひらや足の裏の皮がめくれることもあります。
整形外科でも原因が分からず、手のひらや足の裏の皮がめくれたり、肩甲骨が痛むといった症状がある場合は掌蹠膿疱症の可能性がありますので、皮膚科などを受診されることをおすすめします。
肩甲骨の痛みは何科の病院がいい?
肩甲骨に痛みがある場合は、まず整形外科を受診すると良いでしょう。
単なる痛みと思わずに、痛みが徐々に強くなっていったり、痛む部分が変わるといいたような症状が起こる場合には、何かしらの病気が潜んでいる可能性がありますので、首から肩甲骨の痛み以外に、何か他に異常がないのか、いつからどのような症状で痛みを感じるのかを医師に相談してみてくださいね。