肩甲骨あたりが凝るということを感じている人は多いのではないでしょうか。
最近運動不足だし、寝ている間に固まったかな?などと思うこともありますが、実は意外な原因がある可能性もあります。
意外と怖い肩甲骨のコリ
普段と特に変わらない生活をしているのに、「肩甲骨付近の背中が痛くなった」という経験のある方は多いのではないでしょうか?
痛みがあっても「すぐに治るだろう」と放っておく方もいらっしゃるかもしれませんが、肩甲骨の痛みには実は病気が隠れている場合も!!
肩甲骨の周りには靭帯などはなく、筋肉のみで支えられています。肩甲骨が動かないと腕、首、肩、背中に負担がかかり効率の悪い動きをするので怪我に繋がってしまいます。
肩甲骨の動きが悪くなってしまう主な原因は、肩甲骨周の筋肉が問題な事が多いです。
肩甲骨周りにある筋肉が硬くなってしまう事。
肩甲骨の周りの筋肉の動きが悪くなって血液やリンパの流れが悪くなってしまい筋肉に酸素の老廃物がたまりうまく排出できなくなるとゴリゴリに凝って動かなくなります。
また筋肉の使い過ぎで疲労して固まって動かなくなるこ事もあります。
姿勢が悪いと筋肉が正常な位置にいない事。
姿勢が悪かったり、肩甲骨が丸まる人は骨が歪んでいる可能性もあります。または体の筋肉が正常な位置にいない事を意味しています。
猫背、肩甲骨が丸まる人は筋肉を正常な位置から引き伸ばされてずれてしまい、体により負担をかけている事になります。
肩甲骨の周りの血流不足になる事。姿勢が悪かったり、デスクワークをしている時両腕が肩より前に出ています。
こういった姿勢が肩甲骨の周りの筋肉を長く緊張状態にさせて血行不良を起こし凝りを発症させてしまいます。
肩甲骨のコリは血行不良が主な原因ということがありますが、なかなか改善されない場合には 上記3つの他にも原因があります!
それは肩凝りに隠れて潜んでいる内臓疾患が原因かもしれないということ、また肩甲骨の右と左では、コリの原因が違うこともあります。
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肩甲骨の右側が痛い場合
まず、右側が痛いというときには、無理な姿勢によって痛みが出てくることが多くなります。
でも、思い当たることがない場合、肝臓や胆のう、十二指腸といった臓器にトラブルが起こっている可能性があります。
胆石症の場合は、みぞおちを中心に 右肩甲骨や腕、背中全体にも激痛が起こるようです。
また、右の肩甲骨が痛むほか、手に痺れがある場合は神経の病気の可能性があります。ただし、右の肩甲骨の痛み=病気という訳ではありませんから、まずは落ち着いてくださいね。
肩甲骨の左側が痛い場合
次に左側ですが、この左側の場合には すい臓という「臓器のトラブル」である可能性があるんです。左側の肩甲骨付近の痛みと、一緒に腹痛などが酷いというときには、ちょっとすい臓のトラブルを考えてみる必要がある可能性があります。
左の肩甲骨の痛みは、「身体の歪み」と「ストレス」が主な原因です。
猫背、片方の脚を組むクセがある、カバンを持つ手が決まっているなどが身体の歪みを生み出し、左肩甲骨の痛みにつながってしまいます。ストレスなど心の問題で痛みを感じることもあるようです。
また、「変形性頚椎症」の場合もあり、こちらは加齢が原因の1つです。腰や背中の左側にも痛みや凝りを感じることもあるようです。
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コリをほぐすマッサージのやり方は?
肩甲骨あたりのコリ=内臓のトラブルという訳ではありません。
多くは長時間PCやスマホなどを扱っていたり、事務作業などを行っていれば、血行が悪くなって凝る…ということもあります。
どちらかというと血行不良によるコリの可能性の方が高くなりますが、一つの可能性として、考える必要もありますよね。
ここで、肩甲骨の凝りをほぐす簡単なマッサージのやり方を紹介します。ゴリゴリに固まってしまう前にやる事で肩甲骨が活発に作用してくれます。
強い痛みを感じる時はマッサージするのはやめましょう。
必要な物として、テニスボール2つと枕を用意してください。
1、仰向けに寝ます(床が硬くない所でやるのがおすすめです)2、肩甲骨の内側にあたる場所にテニスボールを置いて頭の位置に枕をおき体を固定します
3、背中を触って硬い所や痛い所にテニスボールを当ててください
4、そのまま位置をキープして、膝を立てお腹に手を当てて、ゆっくり鼻から吸って口から息を吐く
時間の目安は、20~30秒程で試してみてください。慣れてきたらもっと長い時間でも構いませんが、痛くならない程度でやりましょう。
今回説明した肩甲骨のマッサージ方法は、背中の痛い所にボールにを当てて深呼吸して筋肉に刺激を与える事で筋肉が緩むといったことです。無理にグリグリ押し付けると痛みを伴いますので配慮しながら試してみてください。
またこのテニスボールを使ったマッサージは首の凝りなどにも効果的です。
テニスボールを持ち、直接首の気になる箇所をローラーのように力を入れて上下に動かしてみましょう。自分で痛気持ちいいと思う範囲以内の力配分で試してみてください。
痛みが続く時は何科に行く?
肩甲骨に限らず、痛みが続く場合は心配になりますよね。
肩甲骨が痛い場合は【整形外科】か【内科】を受診すると良いでしょう。もしくは総合病院であれば、受付で何科を受診すれば良いか判断してくれるでしょう。
肩甲骨の痛みの原因は身体の歪みから内臓の病気までさまざまです。痛みが気になる方やほかにも症状があるという方は、早めに病院を受診してくださいね。