肩甲骨は、背中の中でも上部に位置しています。手の平くらいある大きな骨で、逆三角形に似た形をしています。
この肩甲骨は腕が自由に動かすためにはとても重要な役割を果たしています。
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肩甲骨の場所や働きは?
まず、肩をすくめたり、重たい荷物を持ち上げる時の動作として「挙上」というものがあります。
今度は上げた肩を下げるとう動作である「下制」も行います。
胸を張るときや、前から自分の方向に物を引き寄せるという動きである「内転」も、肩甲骨があるからできる動作です。
引き寄せるのとは逆に、パンチをしたり物を押し出すときの「外転」や「前進」という動きも、腕を外側に回すときの「上方回旋」、背中に手を回すといった「下方回旋」なども、肩甲骨が背中の高い位置にあるからこそできる動きになります。
肩甲骨、人間以外の動物は?
猫や犬など4足歩行の動物は、肩甲骨の位置が背中ではなく側面にありますので、実は腕を上げるという動作や、外側に回すといった動作はできません。
二足歩行となり、さらに腕を頭よりも高いところに上げる必要がでてきた人間だからこそ、肩甲骨は背中の上の方にあり、このような複雑な動作をすることが出来るようになったんですよ。