肩を亜脱臼したときの症状とは?正しい治し方について

肩 亜脱臼

よく「肩が抜ける」と言いますが、これは肩が脱臼している状態のことを言います。特に小さい子供はまだ関節等が柔らかく強く引っ張ると脱臼することがありますね。癖になるとも言いますので注意が必要です。

そんな脱臼について今回まとめました。脱臼に似た言葉で「亜脱臼」というものもあります。その辺の違いも見てみましょう!

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脱臼と亜脱臼は違うの?

亜脱臼との違い

脱臼と亜脱臼が似ているのですが、少し症状が異なります。

そもそも脱臼というのは関節から骨がずれている状態のこと。必要以上の負担がかかると脱臼を起こします。主な症状としては捻挫や脱臼、亜脱臼に分けられます。ですので脱臼も亜脱臼も同じ分類になります。

捻挫というのは、関節の位置が正常で じん帯や腱板などを損傷しているものになります。脱臼は捻挫よりも損傷が酷く、関節が正常の位置にない状態です。肩でいえば上腕骨が外れている状態を指します。

では亜脱臼とは脱臼とどう違うのでしょうか?亜脱臼は不完全脱臼とも言います。捻挫よりは炎症が酷いのですが、脱臼ほどじん帯の損傷はない状態になります。脱臼の一歩手前といったところでしょうかね。

肩の亜脱臼の症状とは?

亜脱臼の症状

では実際に肩の亜脱臼の症状を詳しく見てみましょう。亜脱臼による症状は運動の際の痛み、腫れ、熱感になります。亜脱臼を繰り返していると、周囲にあるじん帯や腱板などに炎症が起き、痛みや腫れなどの状態になってしまいます。

そもそも亜脱臼は関節のずれが少なく、自覚症状がないケースが多いんです。ですので気づかないうちに亜脱臼を繰り返している人もいるようですね。そして症状として現れる頃には炎症が酷くなってしまっていることが多く、五十肩などの原因にもなっています。

痛みなどがなく自覚症状が乏しい亜脱臼ですが、膝の場合は 歩く際に膝が崩れるといった症状が出ることが多いんだそうです。他には肩なども含め、動かした際に強い脱力感があるそうです。

肩はもともと安定感のない関節なので、軽い亜脱臼は結構起きているのだとか。自覚症状がないので少しのサインも見逃さないようにしたいですね。

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治療方法やリハビリ期間について

まず亜脱臼になってすぐの場合は患部に熱感が出ますので冷やすことが先決です。安静にし、患部をしっかり冷やしていきましょう。熱を持った状態のままだと炎症が進み、痛みや腫れが強くなってしまいます。

次に関節を固定していきます。動かすと再発する恐れがあるのでギプスや三角巾など使用します。落ち着いてきたらリハビリを検討していきましょう。

実はこのリハビリが完治させるためにもとても重要なんですよ。リハビリというのは筋肉のトレーニングです。患部を固定したままだと筋力が落ち、関節が弱くなってしまって再発する危険が高くなります。再発させない為にも筋力や筋肉量をつけて関節を保護しましょう。

では一体どれくらいの期間が必要かですが、およそ5~6ヶ月は必要なんだそうです。根気良く焦らずに続けることが再発を防ぐことに繋がります。

テーピングで予防できる?やり方は?

テーピングのやり方

亜脱臼の予防にはテーピングが効果的です。再発防止にもなるので覚えておくといいですね。

テーピングをすると肩や筋肉、関節の動きをサポートすることが出来ます。よって患部への負担も軽くなり、治療の効果も高まります。早期回復にも期待出来ますよ。

しかしテーピングはあくまで補助。完治させる為のものではありません。あくまで予防です。またやり方が違っていると効果が出ないこともありますし、悪化することもあります。まずは医師に相談し、やり方を教わるのも必要ですね。

《テーピング》

テーピング用のテープは色々あります。

「くっつくバンテージ」というものは簡単に圧迫と固定が出来るので初心者にも向いています。また水にも強いので貼ったまま冷やすことも可能です。巻くだけなので手軽ですよ。

「テーピングテープEL」は素早い対応にぴったりです。手でも切れ、柔軟性があるのが特徴です。関節などに最適ですよ。

肩や膝といった大きな関節には「エラスティックテープ」がオススメです。

亜脱臼は繰り返しているうちに痛みを伴うということなので、「肩こりだと思っていたものが実は亜脱臼だった」という可能性もあるということですね。長い間痛みがあるようであれば一度亜脱臼の可能性を疑ってみるのもいいかもしれません。

テーピングはドラッグストアなどでもすぐに手入ります。スタッフの方に使用方法を聞くと教えてくれたりもしますので、一度試してみてはいかがでしょうか。

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